漢方外来について
漢方治療入門講座
漢方医学は古代中国で発達し、2000年以上にわたり、人々の健康を守ってきた医学です。
自然の生薬を使用し、発汗させたり、下したりすることで、人間に備わった自然治癒力を高めることで病気を治します。
人間の歴史は病との闘いの歴史でもあります。
どうしたら、病気を治し、病気にならないように健康で生きることが出来るのか、どうしたら、心身ともに幸せな生涯を送ることが出来るのか、どうしたら、感謝の中で自然に人生の幕を引けるのか、真剣に考え続けられました。
漢方医学の根底には、大自然に生かされ、大自然と一体の命としての人間としてとらえる東洋思想があります。
今日の日本は国民皆保険で、高度に発達した治療が受けられ、さらに、40年程前より、漢方薬が保険治療の中で使用できるようになりました。
世界で類をみない恵まれた国です。東西両医学が生かされて使用され、人々の幸せに一層、寄与できますよう願います。
漢方治療の基本
- 序文
- 漢方治療の基本 はじめに
- 漢方薬を扱う上での心構え
- 漢方薬とは
- 内服薬と外用薬
- 漢方医学は生体の生理作用を利用した自然治癒力を活かす治療法
- 漢方治療の利点
- 四診について
- 漢方医学における診断治療法
- ストレスと裏寒
- 温病について
- 現代医学の立場からみた三陰三陽
- 漢方医学における治療と治療薬法
- 地球環境の激変や生活様式の變化
- 漢方治療について‐防衛剤‐
- 温裏剤について
- 温裏剤
- 補気剤について
- 四君子湯について
- 六君子湯について
- 麦門冬湯について
- 補中益気湯について
- 裏虚に対する処方
- 気血両補剤
- 補血剤、補陰剤、補陽剤ついて
- 滋陰剤について
- 解毒剤について
- 攻撃剤について
- 解表剤について
- 清熱瀉下剤について
- 柴胡剤について(その1)
- 柴胡剤について(その2)
- 駆瘀血剤について
- 気血水について‐気‐
- 経絡・経穴と漢方治療
- 気と気虚について
- 気滞と気の傾向
- 気血水について‐血‐
- 瘀血について
- 気血水について‐水‐
- 水毒には
- 利水剤について
- 気血水
- 陰陽について
- 陰陽とは
各種疾患への応用
- 現代の風邪・インフルエンザに対する漢方治療
- 風邪・インフルエンザによく用いられてきた漢方薬
- 現代医学の薬と漢薬を併用する時の注意
- 咳・痰・喘息の漢方治療
- 咳・痰・喘息の基本薬は六君子湯
- 咳・痰・喘息に対する主剤
- 皮膚疾患の漢方治療
- 皮膚疾患に用いられる漢方外用剤・民間外用剤
- 小児に対する漢方治療
- 漢方薬と西洋医学の薬を併用する要点
- 小児に特によく使用する漢薬
- 消化器領域の漢方治療
- 老人に対する漢方治療
- 老人に良く使用する漢薬(その1)
- 老人に良く使用する漢薬(その2)
- 老人に対する漢方治療の注意
- 女性に対する漢方治療
- 冷えと女性の健康
- 女性の冷えに効く漢方薬
- 血の道について
- 血の道の主な漢方薬
- 高血圧の漢方治療
- 高血圧の代表的な漢方薬
- 腰痛、関節痛、慢性関節リウマチの漢方治療
- 腰痛、関節痛、慢性関節リウマチの主な漢方治療
- 循環器疾患に対する漢方治療
- アレルギー疾患に対する漢方治療
- いわゆる自律神経失調症にも漢方薬を