漢方医学は古代中国で発達し、2000年以上にわたり、人々の健康を守ってきた医学です。
自然の生薬を使用し、発汗させたり、下したりすることで、
人間に備わった自然治癒力を高めることで病気を治します。
人間の歴史は病との闘いの歴史でもあります。
どうしたら、病気を治し、病気にならないように健康で生きることが出来るのか、
どうしたら、心身ともに幸せな生涯を送ることが出来るのか、
どうしたら、感謝の中で自然に人生の幕を引けるのか、
真剣に考え続けられました。
漢方医学の根底には、大自然に生かされ、
大自然と一体の命としての人間としてとらえる東洋思想があります。
今日の日本は国民皆保険で、高度に発達した治療が受けられ、
さらに、40年程前より、漢方薬が保険治療の中で使用できるようになりました。
世界で類をみない恵まれた国です。東西両医学が生かされて使用され、
人々の幸せに一層、寄与できますよう願います。