気血水について‐血‐
「血」とは
生体を存在せしめている目に見えない機能を気とし、より実体のあるものを血と呼んでいる。
血とは狭義には全身を運行し栄養分を各組識器官に輸送する作用のある物質、現代医学のほぼ血液に相当する。
血虚
生体を存在せしめているあるべきものが欠けている≠血液不足
(大病後や産後などによく遭遇する)
頭暈(頭がクラクラする)、眼がかすむ、眼が疲れる、眼の乾燥感、不眠、動悸、憔悴、顔色が悪く艶がない、皮膚がカサカサで潤いがない、爪がもろい、四肢のシビレ感、筋肉がぴくぴく引きつる、無月経、月経周期の延長、月経量が少ない、舌質は淡白紅、食欲あり、下痢しない
補血剤の適応(当帰芍薬川芎地黄の配された四物湯が基本)
補血剤については、「漢方治療について‐防衛剤‐(補血剤・補陰剤.補陽剤とは)」を参照。