漢方だより

万病の元「冷え」

冷えのぼせは様々な病気を引起こす元凶

日の光りが強くなる春先は「冷えのぼせ」をきたしやすい季節です。
特に女性の生殖器は冷えに敏感で、冷えると気が頭に上りやすく、冷えのぽせに陥りやすいのです。

冷えのぼせは、
手足が冷えているのに人込みや暖房で顔がほてる
立ちくらみが起きて気分が悪くなる
神経が高ぶったり、不安定になりやすい
などの特教があります。

冷えのぼせは女性ばかりでなく、情報過多で頭でっかちとなった現代人に多く認められ、頭寒足熱の反対の上熱下寒となっており、様々な病気を引起こす元凶となっています。

冷えを防ぎ、気を下ろす

冷えを防ぎ、気を下ろすためには以下のことを心がけましょう。

  1. 冷えるものを控え、バランスの良い食生活を心掛ける
  2. 体に優しい衣服、靴を工夫する
  3. 生理の時は風呂、シャワー、洗髪を控える
  4. 適度な運動を心掛け、規則正しい生活をする
  5. 心豊かにシンプルに生活する

又、下剤や頭痛薬を乱用して体を冷やしてしまっている方も沢山おいでです。

冷えをとるには以下のような漢方薬があります。
当帰四逆加呉茱萸生姜湯、真武湯、当帰建中湯、苓桂朮甘湯、五積散など

ページトップへ